間伐材マイスターの徒然記

「エンジニアリングウッド」or「大径木の無垢(ムク)利用」?

ある展示会の会場で「エンジニアリングウッド」の実物展示を見ました。
ブースには、実物の柱とその脇には1時間の耐火実験を行った柱を併せて展示してあり、熱心に見入っている来場者が多数いました。

エンジニアリングウッドの展示(左‥実物展示 右‥1時間燃焼実験後)

エンジニアリングウッドの展示(左‥実物展示 右‥1時間燃焼実験後)

「公共建築物等の木造・木質化」の流れの中で、近年はあっと驚くような「木造(木質系)建造物」も完成しており、今回の展示場にあったものは「大阪木材仲買会館」に使われたものとのことだったので、実際の建物を早く見に行きたいと思いました。

エンジニアリングウッドの展示と説明パネル

エンジニアリングウッドの展示と説明パネル

「木材(間伐材・小径木)の建材利用」を常に情報発信している間伐材マイスターも「こんな利用も含めて、木材利用が進めばなあ‥‥」と思いながらも、「こんなにガチガチに固めなくても、無垢(ムク)のままでも使い方があるのでは?」とも思っています。

展示会会場内であった「大工職人の技」の実演

展示会会場内であった「大工職人の技」の実演

「立木の大径木化」が進む中、弊社では大径木の丸棒・円柱加工機を積極的に導入し、大口径円柱加工製品の用途開拓を探っていますが、いまだ道半ばといったところです。

大径木(直径30cm)の丸棒(円柱)加工 投入側から

大径木(直径30cm)の丸棒(円柱)加工 投入側から

一度、直径30cmの円柱加工材の耐火実験でも行ってみて、その結果をもって用途開発を図るのもいいのでは……?と思ってみたりしました。

活用したい大径木の丸棒(円柱)加工材  (直径30cm・無垢材)

活用したい大径木の丸棒(円柱)加工材  (直径30cm・無垢材)