間伐材マイスターの徒然記

創業50周年と金婚式

5月9日も快晴でした。

この日は、兵庫県下各地で地元新聞社による「金婚50周年の記念式典」が開催され、私の両親も参加者の一組となりました。

金婚夫婦祝福式典(式場前・記念スナップ)

金婚夫婦祝福式典(式場前・記念スナップ)

父が素材業として本家から独立したのが、結婚式を迎える少し前だったとのことで、今年は「創業50周年」と両親の「結婚50周年」と二つの50周年の年でした。

50年前と言えば、旧ソ連が人類初の有人ロケットを打ち上げた年ですが、その時と比べると木材価格は大幅に下がり、林業や木材業界で働く人数も飛躍的に減っています。

金婚式に出席する前に、両親は地元の写真館で記念写真を撮り、また弊社工場の事務所前でもスナップ写真を撮りました。

金婚夫婦祝福式典(工場前・スナップ)

金婚夫婦祝福式典(工場前・スナップ)

父の白髪に、50年の年月の重みを感じるとともに、衰退する業界の中で50周年を迎える時まで元気でいて、現在も現役であることに感謝を感じるところです。

創業50年を迎えるにあたり、これからの50年を思うと、木材業界においては、今以上の逆風が続くように思われます。「地球環境の保全」との関係で、これらに積極的に対応できる一部の大手業者は乗り越えられると思われますが、地域の零細な木材加工業者にとっては次の50年を生き抜くことは、至難の技と思われます。

この難局を乗り越え、地域での存在感を保つため、これまでの単なる「間伐材の有効利用の普及啓発」に留まらない情報発信を行うことにより少しでも生き残れる糧を掴めるようこころがけたいものです。