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木原木材店ブログ 間伐材マイスターの徒然記

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カテゴリー : 田舎住宅の建築履歴

「裏山の木」で棚田の里に農舎を建築しています

3月初旬から、棚田百選の里・岩座神にある実家では、「裏山の木」による農舎建築を行っています。
3月に入ってからの建築なので、「消費税引き上げに伴う駆け込み建築」と間違われるかもしれませんが、両親の10年来の悲願であった建替え工事を農閑期に行っているというのが本当のところです。

農舎建前後の記念撮影 (H26.3.10)

農舎建前後の記念撮影 (H26.3.10)

さて、建物の製材材料は棚田の里・岩座神内の休耕田に植えていた木を伐採し、父が搬出したものと、取引先の製材所で長年眠っていた在庫を集めて用意しました。また、大工棟梁も多可町内の方に依頼していますので、建築費のほとんどが地元経済に貢献する建築となっています。
建前の日は、3月の入ってからの戻り寒波があり、小雪が舞う中で行いましたが、請け負った大工さんの他に、応援の大工さんや土壁塗りを行う左官職人さんが応援に来るなど、昔ながらの建前になりました。

建前に先だって施主からの安全祈願の振る舞い酒

建前に先だって施主からの安全祈願の振る舞い酒

普請は、朝8時前に施主の父から棟梁や手伝いの大工に安全祈願の振る舞い酒が施され始まりました。

農舎の新築工事 (柱を立て始めた頃)

農舎の新築工事 (柱を立て始めた頃)

次々と柱が立てられ、また最近では少なくなった松の梁も組み込まれ、刻まれた接続部が木槌の音とともに堅固に組み合わされる様子を見ていると、職人の技術に感動しました。

農舎の新築工事 (松の梁を据えているところ)

農舎の新築工事 (松の梁を据えているところ)


農舎の新築工事 (棟木があがったところ)

農舎の新築工事 (棟木があがったところ)

壁周りも土壁を塗ることになっていますので、農舎にはもったいない構造のようですが、末永く使えることを願っています。

農舎の新築工事 (瓦がのったところ 3月下旬)

農舎の新築工事 (瓦がのったところ 3月下旬)

『和産和消』に学ぶ (和歌山県木材産地視察から)

和歌山県の木材産地視察に行った時、宿泊先で地元テレビを見ていたら、地元の焼酎会社が「和産和消」という「キーワード」を使ったCMを流していました。

CMを見た当初、「国産」(『和産』・和製)にこだわっているのかな?と、思っていたら、「和歌山県内産」を示す『和』であることがわかりました。

「和産和消」のイメージ 

「和産和消」のイメージ 

農産品等を中心に地元志向が高まる中で、民間の会社がテレビCMでその主旨を伝えているのはすごいことだと思いました。

木材について考えてみると、「地元産」や「県産材」の指定があったりします。
「地元産木材」をより多く使ってもらえるよう「地元産木材」を使った際に申請できる補助金や融資制度等を設けている府県や地方自治体があります。

兵庫県についても地元産木材を住宅建築により多く使ってもらえるよう「兵庫県産木材利用木造住宅特別融資制度」がありますので、住宅を新築・増改築・リフォームされる際には、是非、活用されることをお薦めします。

兵庫県の「木造住宅ローン」のパンフレット(表紙)

兵庫県の「木造住宅ローン」のパンフレット(表紙)

大切にしたい職人技術 『左官』

「木は宝」・「職人は宝物」、創業者である父が口癖に言う言葉です。

「左官」の実演 (遠景)

「左官」の実演 (遠景)

数寄屋建築や入母屋造りのガッシリとした家屋が建たなくなり、『棟梁』と呼ばれるような「建築大工・職人」が少なくなっていることを寂しく思っています。それ以上に「職人」が少なくなっているのが、土壁を塗ったり、土間打ちを行う『左官職人』だと思われます。

「左官」の実演 (遠景)

「左官」の実演 (遠景)

秋祭り見学が一段落した先日、親子・兄弟で左官職人である『左官屋さん』の話を聞き、その実演を見る機会に巡りあいました。
創業は江戸時代の初期以前という京都の左官職人で、歴代男兄弟のほとんどが左官職人だという老舗なので、さどや肩苦しい話をされることだろうと思っていたら、「左官技術を伝承したい」思いを厚っぽく語って戴きました。

「左官の実演」 (親父の前で緊張して作業中)

「左官の実演」 (親父の前で緊張して作業中)

加えて、現在の兄弟は左官職人だけでなく、大工職人一級建築士兄弟で家が建てられる体制を構築しているとのこと、この一家のたくましさを感じました。

さて、左官技術の解説に続いて、実演を見学しましたが、長男が塗り上げた壁を親父が修正仕上げする様子は、「まだまだ息子には任せられない……」という職人気質も大いに感じました。

「左官の実演」 (最後は親父が仕上げ)

「左官の実演」 (最後は親父が仕上げ)

加えて、愛用の「左官道具」を見せて戴きました。道具の中には昭和初期からの物もあるとのことで、職人の道具を大切にする姿を強く感じました。

「左官職人の宝物」 (左官道具)

「左官職人の宝物」 (左官道具)

「職人技術」が衰退の一途をたどっていますが、昔ながらの建築方法を継承する「大工・左官」技術がいつまでも伝承さるつことを願っています。

次回は、「究極の職人技術」が求められる現場の取材記を掲載しますので、ご期待下さい。

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