間伐材マイスターの徒然記

『丸を使ってもらえたら……』 と思ってやって来ました!?

「『丸を使ってもらえたら……』 と思って今日はやって来ました」 、 「『丸』しか加工できない木材店の願いです」 と質問すると、聴衆から賛同的に笑いを得ました。

R07.06.22 「京都 蔦屋書店」で開催された「カフェの設計学 計画とディテール」の刊行記念トークイベント

日曜日の午後、「京都 蔦屋書店」で開催された 『カフェの設計学 計画とディテール』(著者Puddle・加藤国毅氏・学芸出版社刊) の出版記念トークイベントでの出来事です。

R07.06.22 「京都 蔦屋書店」で開催された「カフェの設計学 計画とディテール」の刊行記念トークイベント

国内や世界中のカフェを駆け巡り、本書をまとめられた著者から、 「カフェのデザイン」のコツの話を聞きましたが、「四角い平面の話」(壁と板と角材で作られた空間)だったので、思わず「丸・円(丸棒)も使ってもらえたら…」との気持ちが高まり、質問しました。

「カフェの設計学 計画とディテール」の表装 (刊行記念トークイベント)

著者からは、「面白いと思うけど、曲線を入れると施工賃が高くなりますよ…」との回答を得ました。

R07.06.22 「京都 蔦屋書店」で開催された「カフェの設計学 計画とディテール」の観光記念トークイベント

最近は、店舗施工時に「丸柱や半割丸太」が使われることも多くなり、HP経由での問い合わせが増加しています。

でもこれらは、設計図に丸(円)が入っていて、丸部材の調達に困って問い合わせがあったものがほとんどです。

「最初から、設計組み込みがあり、相談戴けていたら、こちらからも提案できたのになあ…」と思うことがほとんどです。

「京都 蔦屋書店」内 店内にはNHK大河ドラマ『べらぼう』でおなじみの浮世絵

今回の質問に、著者からも「少し面白い発想なので今後取り組んでみたい…」とのコメントを戴くとともに、参加していた設計担当者様からも少し声かけ戴きました。

今後とも、少しでも丸(円)が使ってもらえるよう、情報収集かつ情報発信に努めたいと思っています。

刊行記念トークイベントの後には、著者が関わられたカフェに (いい写真が撮れませんでした)

トークイベントの帰り道でみつけた「丸を使った・持ち返り型販売店」