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木原木材店ブログ 間伐材マイスターの徒然記

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タグ : 丸太杭

松丸太杭の使い方……立ち入り進入防止柵・防護柵編

松杭の主な使い方として、①土木用木材として、土留め用及び地中基礎杭としての使い方、に加えて、②立ち入り進入防止柵防護柵としての使い方があります。

造成地での立ち入り禁止柵の例1

造成地での立ち入り禁止柵の例1

最近の問合せで増えているのが、②の立ち入り進入防止柵防護柵用で、従来、取引がなかった建設会社からも問い合わせが入る場合もあります。

造成地での立ち入り禁止柵の例2

造成地での立ち入り禁止柵の例2

立ち入り進入防止柵用としては、①解体した家屋・工場等の周りを囲う場合、②造成地等の周囲を囲う場合等があります。

立ち入り禁止柵には何重にも針金が張られています 

立ち入り禁止柵には何重にも針金が張られています 

①の解体した家屋・工場等の周りを囲う場合は必要数量が少量の場合が多いですが、②造成地等の周囲を囲う場合は、大量で、原木の確保と搬入手段に困る場合もありました。

最近では、造成地等への搬入する機会がもっぱら減りましたが、こんな注文が舞い込めばと思っています。

また、少量ですが、解体した家屋や工場の周りを囲う松杭を常時在庫し、対応していきたいと思っています。(少量の場合は、引取になります)

進入防止柵に使われる囲い用の杭材に好まれる1.5~2m、9~10cm90~100mm)程度の杭材を在庫し、問合せをお待ちしています。

「木杭(松杭)・木製地中杭(基礎杭)」の魅力

最近、「木材の地中杭・基礎杭(木杭・松杭)」の話題を聞くことが多くなりましたが、少し触れてみたいと思います。

数年前に、東京駅の改修工事東京・丸の内や大阪・梅田の大規模ビル建て替え工事に際して、地中から「木杭(松杭)」が出てきて、またその松杭がほとんど傷んでいなかったことが話題になりました。

東京駅・改修後全景 (旧駅舎の下には約1万本の基礎・松杭が打たれていました)

東京駅・改修後全景 (旧駅舎の下には約1万本の基礎・松杭が打たれていました)

東京駅や大阪駅近くにある古い建物の中には、軟弱地盤の上に構築されている建物が多く、基礎杭として松杭が打ちこまれているケースが多いそうです。
そのため、ビルの改修・建替え工事に際して地中から多くの松杭が出てくることが多いそうです。
(1914年竣工の東京駅では長さ8mの松杭・約1万本が使われ、約100年後の改修工事時に腐りのない松杭が出てきたそうです。)

復元された「三菱1号館」 (こちらの下にも松の基礎杭がありました)

復元された「三菱1号館」 (こちらの下にも松の基礎杭がありました)

また、関西では平成24年11月にグランドオープンした阪急百貨店の旧本館の基礎杭として2,700本の松杭が使われていたそうで、建替え工事に伴い掘り出された「基礎の松杭」が新装となった百貨店の13階のレストラン街に展示され、解説文の銘板も添えられていました。

阪急百貨店(新本館)の13階レストラン街に展示された「旧本館の基礎松杭」

阪急百貨店(新本館)の13階レストラン街に展示された「旧本館の基礎松杭」


 掘り出された「基礎松杭」の横にあった解説の「銘板」

掘り出された「基礎松杭」の横にあった解説の「銘板」

前述のような大型ビルで、基礎杭として再度、木杭(松杭)が使われることはあり得ませんが、小規模な建物では可能性があるのでは……?と思っています。また、土木学会等の論文発表で事例の紹介がなされているようです。

木材業界では、「地盤の弱い地域には『杭屋』が多い」と言われていますが、これらの地域にはまだまだ多くの杭の取扱業者が多いようです。
(弊社は比較的地盤の良い地域に立地していますが、消費地に近い兵庫県にあったため、高度経済成長期に営業基盤が確立したと推察しています。)

 カラマツ(落葉松)・杭用原木 (原木の確保がだんだん難しくなりつつあります)

カラマツ(落葉松)・杭用原木 (原木の確保がだんだん難しくなりつつあります)

しかしながら、「杭材」として好まれる「松材」については、原木の調達が難しくなっており、今後は「杉・桧材」での使用も考慮することが必要と思われます。

 「杉・桧材」の丸棒材 (20cm丸棒・長尺物)地中杭にも最適?

「杉・桧材」の丸棒材 (20cm丸棒・長尺物)地中杭にも最適?

弊社は、水際での使用時に好まれる松杭の取り扱いを継続的に行うとともに、地域産木材(兵庫県産木材)を有効活用できるので、「杉・桧材」の直径15cm以下の小径木だけでなく、15cm以上や20cmを超える中径木・大径木の丸棒・円柱・ロータリー加工機を備えており、今後、需要が見込まれる中・大径木の「木製・地中杭」への対応も考えていきたいと思っています。

土木用木材  「杭と矢板」

連休の期間中、弊社の事務所前に「杭と矢板」(杭は基粟付)が置いてありました。

地元の土木会社から注文を受けたもので、納品までの間、事務所前に置いていたものです。       (通常は、寸法加工後、すぐに配達するので、事務所前に置いてあることは少ない。)

最近は販売数量が少なくなりましたが、弊社の祖業に近いものなので、これらが木場に置いてあることを頼もしく思っていました。

出荷を待つ「杭(木なり)と矢板」(その1)

出荷を待つ「杭(皮付)と矢板」(その1)

弊社が杭等の土木用資材の生産・販売を始めた頃は、高度経済成長下で建設需要が多く、「作れば売れる」時代だったようです。毎日、4トントラックに杭材を満載して北播磨地区や阪神間の木材商や建設現場に配達していました。

時には夕方に注文を戴いて翌日の午前中の納品を要請されることもありましたが、常に豊富な原木在庫を持って、オーダーに合わせて寸法加工をして納期までに出荷するといった状態でした。

4トントラックに載せられた「杭」(木なり)

4トントラックに載せられた「杭」(木なり)

当時は杭材の注文をこなすのに精一杯で、「矢板の販売」までは手が回っていませんでしたが、現在は「杭と矢板をセットで」との注文に対応するため、セット販売に力を入れています。

また、これらの「杭と矢板」は、いずれも地域産の木材を加工したもので、ウッドマイルの少ない資材でもあります。

(弊社は丸棒及び皮付の杭材の製造に注力しており、矢板製品は近くの製材所の協力を得て即納体制を整えています。)

出荷を待つ「杭(木なり)と矢板」 (その2)

出荷を待つ「杭(木なり)と矢板」 (その2)

「杭と矢板」の需要は、公共事業等の落ち込みで減退していますが、弊社の祖業として大切な部門と考えています。

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