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木原木材店ブログ 間伐材マイスターの徒然記

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タグ : 棚田百選・岩座神

棚田の里の「(丸棒製)木橋」……これが本当の「流れ橋」?

以前に、『「流れ橋」(木橋)の修理・補修現場見学記』のブログを書きましたが、修理工事が4月中旬に完成して、渡れるようになったことがマスコミ等で報道されていました。
「間伐材マイスター」も機会を見つけて修理完成後の「流れ橋」を見に行きたいと思っています。

京都府八幡市の有名な「流れ橋」 (マスコミ掲載例、後日挿入)

京都府八幡市の有名な「流れ橋」 (マスコミ掲載例、後日挿入)

ところが、「流れ橋」すぐ身近にあったことに気づいたので、紹介させて戴きます。

棚田百選「岩座神」の谷川に架かる丸棒製「流れ橋」

棚田百選「岩座神」の谷川に架かる丸棒製「流れ橋」

と言っても、地図や観光案内に出てくるような代物ではなく、実家・棚田百選「岩座神」の谷川に架かる丸棒を組み合わせた小さな木橋で、「流れ橋」構造になっています。

棚田百選「岩座神」の谷川に架かる丸棒製「流れ橋」 (拡大)

棚田百選「岩座神」の谷川に架かる丸棒製「流れ橋」 (拡大)

ご存じのように、間伐材マイスターの実家は棚田で稲作をする農家でもあるので、創業者の父が細々と「飯米(自家消費分)+α」程度の稲作を行っており、農繁期は稲作作業を優先的に行っています。(年配なので当然なのかも知れませんが……)

棚田の自家製・木造「流れ橋」 対岸側に流出防止のワイヤーがあります

棚田の自家製・木造「流れ橋」 対岸側に流出防止のワイヤーがあります

谷川から農業用水を引いている棚田では、保水管理等のために作業道を設けていますが、その作業道が谷川を渡っており、そこに「木製の丸棒」を束ねた簡易木橋を架けています。
その簡易木橋は、大水が出るとすぐに流されてしまうので、木橋の片方をワイヤーで結束して、大水の時に浮き上がっても流出しないようにしています。

流出防止のワーヤーが左端にまかれている「丸棒製木橋」

流出防止のワーヤーが左端にまかれている「丸棒製木橋」

これを見た時、これこそが、本当の「流れ橋」(木橋)ではと思い、ブログに登場しました。

丸棒加工場を営んでいるので、木橋用の材料に困ることはないので、流失してしまったり、陳腐化した際には新しい木橋に更新することになると思いますが、今後ともこの「流れ橋」の風景が受け継がれることを望んでいます。

丸棒製・木橋の「流れ橋」を谷川の下から見たところ

丸棒製・木橋の「流れ橋」を谷川の下から見たところ

「裏山の木」で棚田の里に農舎を建築しています

3月初旬から、棚田百選の里・岩座神にある実家では、「裏山の木」による農舎建築を行っています。
3月に入ってからの建築なので、「消費税引き上げに伴う駆け込み建築」と間違われるかもしれませんが、両親の10年来の悲願であった建替え工事を農閑期に行っているというのが本当のところです。

農舎建前後の記念撮影 (H26.3.10)

農舎建前後の記念撮影 (H26.3.10)

さて、建物の製材材料は棚田の里・岩座神内の休耕田に植えていた木を伐採し、父が搬出したものと、取引先の製材所で長年眠っていた在庫を集めて用意しました。また、大工棟梁も多可町内の方に依頼していますので、建築費のほとんどが地元経済に貢献する建築となっています。
建前の日は、3月の入ってからの戻り寒波があり、小雪が舞う中で行いましたが、請け負った大工さんの他に、応援の大工さんや土壁塗りを行う左官職人さんが応援に来るなど、昔ながらの建前になりました。

建前に先だって施主からの安全祈願の振る舞い酒

建前に先だって施主からの安全祈願の振る舞い酒

普請は、朝8時前に施主の父から棟梁や手伝いの大工に安全祈願の振る舞い酒が施され始まりました。

農舎の新築工事 (柱を立て始めた頃)

農舎の新築工事 (柱を立て始めた頃)

次々と柱が立てられ、また最近では少なくなった松の梁も組み込まれ、刻まれた接続部が木槌の音とともに堅固に組み合わされる様子を見ていると、職人の技術に感動しました。

農舎の新築工事 (松の梁を据えているところ)

農舎の新築工事 (松の梁を据えているところ)


農舎の新築工事 (棟木があがったところ)

農舎の新築工事 (棟木があがったところ)

壁周りも土壁を塗ることになっていますので、農舎にはもったいない構造のようですが、末永く使えることを願っています。

農舎の新築工事 (瓦がのったところ 3月下旬)

農舎の新築工事 (瓦がのったところ 3月下旬)

『山の水の恵み』に感謝、    『木杭』の耐久性に驚き

棚田百選・岩座神(いさりがみ)にある実家では、自家用簡易水道(生活用水)を約500m離れた山の中から水道管で「導水」しています。

(当然、当地でも町営上水道が完備していますので、台所の飲料水等は上水道を使用し、洗濯や風呂等の雑水は自家用簡易水道を利用しています。)

約40年前に設置した自家用水道なので、設置時の工事費とその後の保守作業のみで、ふんだんに山の水(山の恵み)を利用できるので、農作物を洗ったり、棚田の田圃への給水用にも利用しています。

山中に設置された自家用簡易水道 (取水口から貯水タンクまで)

山中に設置された自家用簡易水道 (取水口から貯水タンクまで)

年2回ほど、父が取水場所のメンテナンスに出かけ、取水口の落ち葉を拾い、取水(貯水)タンクに溜まった泥を取り除いたりしますが、その作業に同行しました。

山中に設置された自家用簡易水道 (取水口付近)

山中に設置された自家用簡易水道 (取水口付近)

取水場付近には、山から湧き出た水が細く流れ出ていて、その谷川の水を堰き止めてビニールパイプでタンクに貯水し、そこから500mほど導水管を通ってきます。
水を豊富に使えるのは、この簡易水道があるからこそと感謝しながら、作業を手伝ったところでした。

自家用簡易水道の改修工事(河川改修で仮設置分を回復工事中)

自家用簡易水道の改修工事(河川改修で仮設置分を回復工事中)


また、今回は2年前の集中豪雨に伴う河川工事で導水管が仮設置されていたものを再設置する作業も行いましたが、「山の水の恵み」を生かすための努力の一つでした。

水道管を谷川を渡すために設置されていた「木杭」 (約15年経過)

水道管を谷川を渡すために設置されていた「木杭」 (約15年経過)


その際に見つけたのが、谷川を渡る導水管をワイヤー吊りために谷川の両岸に打設していた「木杭」(焼き杭)で、約15年前の改修時に打ったものが、現役であること(耐久性を保っていること)がわかり驚きました

「木杭(焼き杭)の耐久性」については、次のブログで紹介したいと思います。

約15年間経過した「木杭」の全体写真

約15年間経過した「木杭」の全体写真

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