間伐材マイスターの徒然記

有効活用したい「間伐材の端材」

「間伐材の有効利用・活用」と常々情報を発信している弊社ですが、今回は「間伐材の端材」の有効利用について書いてみました。

「丸棒加工」作業で出た 「おが粉」  (このタンクが満杯になると4トンダンプ1車分)

「丸棒加工」作業で出た 「おが粉」  (このタンクが満杯になると4トンダンプ1車分)

弊社の「小径木加工場・加工センター」では「間伐材の原木」を仕入れて、丸棒等に加工していますが、丸棒加工で削る過程で「おが粉」になってしまう分や、長さ加工や杭の先付けで「端材」になってしまう分が多くあります。

材積ベースで、原木のうち建材として製品化される歩留りは6割程度と推定されますが、
製品にならない部分もできる限り有効活用できるよう心掛けています。

「おが粉」の積み込み作業の様子

「おが粉」の積み込み作業の様子

当初の丸棒削り過程で発生する「おが粉」は、家畜用の敷き料として引き取られますが、昨今の製材量の減少下で、重宝されているようです。

長さ(サイズ)加工時に発生する端材については、製紙用のチップの原料として取引先の製材所に引き取られていきますが、少しでも付加価値が取れればと思い、「間伐材で作ったグッズ」等に活用できるよう努力しているところです。
「丸棒加工」のカット作業や「杭」の先付け作業で出た「間伐材の端材]