間伐材マイスターの徒然記

施工地巡り(その2) 「金山廃村」

不動尊から少し登った関西電力・小型水力発電所の取水口のあたりで小休止した後、「金山廃村」まで一気に登って行きました。 

「阿瀬渓谷~金山廃村」登山道 道わけ

「阿瀬渓谷~金山廃村」登山道 道わけ 「阿瀬渓谷~金山廃村」への道 「紅葉の滝」付近の道標

 

「金山廃村」には弊社が資材納入した「東屋」があり、そこでの「紅葉景色の中の東屋」の写真を撮るのが今回の登山の目的でもありました。 

「金山廃村」 東屋と案内板

「金山廃村」 東屋と案内板

渓谷の麓から「「金山廃村」までは約1時間の道のりで、ハイカーにとって手頃な行程で、この「金山廃村」に東屋が設置される理由が今回より深く理解できました。

元気があるハイカーは「金山廃村」を経由して、金山峠や蘇武岳(標高1075m)まで足を延ばすこともでき、秋の一日を過ごすには最適なコースの一つといえそうです。 

「金山廃村」から「金山峠」方面を望む

「金山廃村」から「金山峠」方面を望む

さて、「金山廃村」は室町時代から江戸時代にかけて金山開発で栄えた土地で、最盛期には「金山千軒、阿瀬千軒」との言われるほどの建て屋があったとのことだが、48年前に最後の住人が山を降り、約500年の歴史を終え、廃村になったとのことでした。 

案内板 「金山廃村」の歴史について記述

案内板 「金山廃村」の歴史について記述

実際に、同地は渓谷の中腹にありながら、村の中心部の辺りは平地となっており、石積みに整理された土地が多く点在しており、歴史を感じたところでした。 

「金山廃村」 水田跡と思われる石垣

「金山廃村」 水田跡と思われる石垣

 さて、この東屋の資材は、登山道を担ぎあげることは困難なので、麓からヘリコプターで吊り上げて、現地で組み立てたものです。

約1時間の登山で(疲れが出て)休みたいと思うところに「休憩所」がある喜びは何者なも代えがたいことと思われ、このような施設を施工できたことを喜んでいます。

 「山ブーム」が続く中、当地のような「登山道整備事業」での資材納入が増えることを期待しています。

 今後とも、単なる施工事例の紹介だけでなく、施工後の様子等も含めて各地の様子を紹介していきたいと思っています。