間伐材マイスターの徒然記

間伐材の端材で作った「可愛いお雛様」

3月3日の雛祭りのシーズンが近づくと、地元の幼稚園から「杭の先付けで端材となった切れ端を分けてほしい」との依頼が舞い込みます。

 杭材を加工した後の端材は、通常、紙チップの加工用材料として同業者の製材所に引き取られていきますが、幼稚園に行った端材は素敵なものになって帰ってきます。 

「間伐材(杭加工)の端材で作られた『可愛いお雛様』」

「間伐材(杭加工)の端材で作られた『可愛いお雛様』」

写真の「お雛様」が、昨年の雛祭りに幼稚園から端材提供のお礼に戴いたもので、その出来具合に父母は感動していました。

杭加工で切り落とされた円錐型の端材を胴体にし、端材上部の尖った部分に絵具で顔をペイントし、千代紙で衣装を整えた簡単な工作ですが、幼稚園児が作ったとは思えない力作になっています。 

毎年、どんな力作ができるか楽しみにしていますが、間伐材の端材の有効利用策の一つの手法として覚えておきたいと思っています。