間伐材マイスターの徒然記

『丸太スツール』の作り方 (2-1)

弊社の加工品のうち、最も消費者に近い商品に『丸太スツール』(丸太いす)があります。

原木を直径30㎝程度円柱加工(丸棒加工)したものを高さ40~45㎝程度にカットした後、サンダー加工をして仕上げます。
(弊社は、単純に皮をむいた「自然木タイプ」よりも、「正円」に加工する「丸棒タイプ」を得意とし、生産しています。)

完成した「丸太スツール」 (出荷待ち) 

今回は、近年、問い合わせの多い『丸太スツール』の加工工程について、2回に分けて紹介させて戴きます。

加工用の原木丸太は、主に桧材で、加工寸法(直径)+4㎝程度(末口径)のものを用意します。

原木選定 (4m*φ34cm強)


最初に、丸棒加工機(円柱加工機)で原木が円滑に回転するよう、丸太の両端部で芯出し(回転軸決め)をします。

加工前の芯出し作業 (重心を考慮)


加工機に原木を取り付け(両サイドから挟み込み)、機械を回転させながら皮から削っていきます。
この加工方法は、「ろくろ方式」と呼ばれ、コケシ作りと同じ原理です。

丸棒加工機 削り始め


その後は、円柱の中心に向けて徐々に切削カッターを移動させて、指定の直径まで、削り込んでいきます

操作盤を締めて直径を調整


指定直径まで削り込んだ時には、そのまま社寺の丸柱として使えそうな「円柱材」ができる時もあり、カットするのが惜しいような丸太ができることもあります。

丸棒(長さ4m)の完成